生物多様性と生態系の機能 2
同時に何種もの種の喪失を伴う生物多様性の変化であれば、その効果の予測を行うことはなおさら難しいことになります。
このような問題については、生態学の研究はまだまだ不十分な段階にあるのです。
さて次に、機能と多様性に関する4つの仮説を紹介しましょう。
生物多様性と生態系の機能や安定性との関係について、これまでに生態学で出された考え方を整理してみると・・・
4つにまとめることができます。
それらの考え方は、それぞれ、多様性-安定性説、リベット説、冗長度説、固有説とよばれます。
これら4つの見方は、どれか一つを採用すると、他が否定されるというようなものではありません。
互いにある程度内容が重なりつつも、そこで強調されている点が異なるというものです。
それらはいずれも、経験的に見い出された仮説であるというよりは、直感的あるいは理論的に導かれたものです。
最近では、これらの仮説の検証を試みる実験も実施されるようになりました。