機能と多様性に関する4つの仮説 2
リベットはどれも同じで、ここで問題となるのは抜け落ちるリベットの数だけです。
しかし、生物の種は一種一種、生態系における役割や重要度が異なり、ときにはその存在が生態系の性格を決定してしまうキーストーン種のこともあります。
そのような質の違いを重視する見方が冗長度説です。
冗長度というのは、この場合、機能の点からみて省くことができる種の余剰量を示しています。
同様の機能をもつ種の種数と言い換えてもよいでしょう。
例えば生態系において、全く同じ機能を果たす種が5種生息しているとすると、そのうち4種はなくても生態系の機能には支障がありません。
・・・とすると、4種は、冗長な部分とみなしてもよいでしょう。
この説では、生態系における機能を同じくする種のグループ(機能グループ)に属する種が多ければ、多少の種が絶滅しても生態系の機能や安定性はあまり変化しないだろうと考えます。