経常収支の主要動向 2
ほとんどの開発途上国および中央計画経済国においては、経常収支が経済拡大の厳しい制約として作用しています。
1981年以来、資金供給の欠如から資本輸入開発途上国は経常収支赤字の急激な削減を余儀なくされており、1984年においても、対外支払い困難は深刻な状態にとどまるものと見込まれます。
1980年以来の資本余剰国における経常収支動向の逆転は劇的なものです。
これらの国は、1970年代初め以来、国際的貸出可能資金の重要な供給者でしたが、今や蓄積した対外資産を取り崩しはじめています。
その他の純エネルギー輸出国は、輸出収入の低下にもかかわらず、輸入の圧縮を通じて、その経常収支赤字幅を相当削減することに成功しました。
純エネルギー輸入開発途上国の経常収支赤字縮小は予想以上に急激です。
これらの国は、既に、相当程度の対外収支調整を実施しており、輸入価格でデフレートした実質赤字幅は、1970年代初めにおける石油価格上昇以前の水準とそれ程かわらないものとなっています。
1981年以来、東欧の中央計画経済国は厳しい調整過程にあります。
この間、同諸国は経常収支赤字の黒字変換に成功しました。
それにより、2年連続して対外債務を減少させることができました。